2005年春 店舗オープン準備が始まる
2006年6月27日 LE GENMAI石神井本店オープン
2007年10月3日 エキュート立川店オープン
2008年2月末 本店閉店
2008年3月末 エキュート立川店閉店
2010年4月または5月 玄米マドレーヌミックス販売開始

2004年頃、小麦粉で作られた洋菓子はたくさんあるけれど、米で出来ているお菓子といったら和菓子ばかりで洋菓子はほとんどありませんでした。あったとしても白米の粉を小麦粉に混ぜていたり、白米を粉にした米粉だけを原料にしているものがほんのわずかに存在する程度でした。
そういう時代でしたから玄米を使った洋菓子など誰も作ってないし、たとえ作ることが出来たとしても苦いんじゃないかと思われてしまったり、イメージだけで美味しくないと思われていたようで、誰も作ろうとしていないようでした。
そういう時代背景ではありましたが、世の中にないスイーツ、美味しくて体にも優しい、まるで夢のようなスイーツを世に出したいと強く思っていた私は、仕事を始めてからずっとかかわり続けてきた完全食『玄米』でスイーツを作ることが出来たら、小麦粉アレルギーの方はもちろん、健康に気を使っている方はもちろん、スイーツが大好きな方にも喜んでいただけるのではないか?!・・・・という想いが日々強くなっていきました。
「おいしくて健康にも優しい洋菓子を、小麦粉アレルギーの方も、そうでない方も一緒に同じ洋菓子をいただきながらコーヒーや紅茶で会話を楽しめるような空間が出来たらどんなにいいだろう」と夢見てLE GENMAIのプロジェクトはスタートしました。

 

玄米で洋菓子を作る人がいない

そういう夢のような志しを持ってプロジェクトはスタートしたものの、肝心の作り手であるパティシエがいませんでした。もちろん自分では作れませんでしたし、プロのパティシエであっても私が望んでいるような玄米創作菓子を作れるかどうかわからない状態でした。当時は玄米で洋菓子など、誰も作っていなかったのですから・・・
伝手を頼りにいろいろと試作をお願いしましたが、本格的に仕事としてお願い出来る方が見つかりませんでした。それどころかプロのパティシエには「小麦粉と違ってグルテン成分がないからシュークリームの生地は絶対に出来ない」と言われたり、他にも難しいというようなことを言われ続ける毎日でした。これは自分で作るしかないと思い、社会人でも通うことが出来る製菓学校に半年通い、まず小麦粉で作る洋菓子の作り方の基本を学びました。学んでいてその奥深さを感じ、小麦粉で作ることすら大変なことなのに、それを素人がましてや玄米で洋菓子を作るなんて、なんて無謀なことをしようとしているのだろうと思うようになりました。これでは時間がかかり過ぎると思った私は自分でも試作を繰り返しながらも洋菓子協会を通してチーフパティシエの募集もしました。しかし、様々な問題があって条件に合う方を見つけることは出来ませんでした。
最終的に、当時通っていた製菓学校の講師の先生にお願いすることになったのですが、小麦粉での試作はするものの、半年近く経っても玄米粉で作ることは出来ずに、結局お辞めいただくことになりました。お店のオープンの予定も決まっていたのですが、それも延期してチーフパティシエ候補を探す日々が続きました。

 

スタッフの一人が次々と
玄米粉で焼き菓子を作りだす・・・

その頃、チーフをサポートするパティシエとして雇っていた男性スタッフに、玄米粉を使って試作をお願いしていました。しばらくするとそのスタッフから連絡があり、「いくつかの試作品を作ったので試食していただけませんか?」とのこと。
さっそく試食をしにお店に行くと、そこにはマドレーヌをはじめ何種類もの玄米粉だけで作った焼き菓子が並んでいました。それは信じられないほどのインパクトで、とても大きな驚きでした。実際に試食してさらにビックリ!どれもおいしく、すばらしい出来でした。最終的にこのチーフパティシエを経験したことのない、若い彼にチーフをお願いすることを決め、お店のオープンへ大きな前進をしたのです。
それからは焼き菓子だけでなく、生菓子の試作もスタートし、ショートケーキはじめ、ロールケーキ・・・玄米粉で出来たスポンジのケーキが次々に生まれていきました。中でも一番驚いたのは、プロのパティシエの誰もが玄米では作れないと言っていたシュークリームが完成したことです。その生地は小麦粉で作ったものよりも味わい深く、生地だけでも食感といい、味といい、すばらしい出来で、中に入っている生クリームとカスタードクリームを合わせたディプロマットクリームは、小麦粉を使ったものよりも味わい深く、とってもおいしいもので、私の一番好きなお勧めのケーキになったほどです。

 

玄米創作菓子 LE GENMAI オープン

こうしてチーフパティシエが奇跡的に決まり、それから再度スタッフを募集したりご紹介をいただいたり、以前、縁のあった方に再度連絡を入れたりして、製造スタッフを集めていきました。同時に販売スタッフを集めるために募集をかけ、何十名という方を面接し、オープンへの準備を進めていきました。
洋菓子店の経営など一切経験のなかった私にとっては、すべてが初めての経験で、販売スタッフも経験者を採用するなどして、未経験者には何度も研修を重ねて2006年6月27日、玄米創作菓子の店 LE GENMAIがオープンしました。

 

1年9カ月という短い期間での閉店、
そしてネット通販のスタート

オープンして1年3カ月後に東京・立川のエキュート立川に2号店をオープンしましたが、様々な理由から2008年3月31日で両店舗の営業を終了しました。そして、これからLE GENMAIの第2章として玄米マドレーヌミックスからネット通販専門店としてスタートします。
この1年9カ月の短い歴史とこれからのLE GENMAIについては下記のブログに掲載中です。ぜひ遊びに来てください!

 

http://legenmai.seesaa.net